建築は人間の夢の実現である。
人は常に富や権力を追い求め その成果を形あるものとして地上に残してきた。
歴史をたどってみると 建築家は宗教、政治、経済といったパワーのかたわらに立って、
その夢の実現のために働いてきた。
多様で、気まぐれで、利己的な夢を描く、クライアントに向き合って、彼らの語る夢に耳を傾け、
お互いの信頼と尊敬の中から建築という名の子供を生み出してゆかなければならない。
クライアントは建築作りの父であり、建築家は建築作りの母である。
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